2010年2月6日土曜日

クッキーも下地も…

久しぶりに大きなパネルの下地塗りを始めました。
2月始めはまとまった時間がとれ、いろんなことにホッとしながら、作品の下地塗りや、下地が乾くまでの空き時間にクッキーを焼いたりして、楽しく過ごしています。

お菓子を作るのも何年ぶりとかで、一体どんな風の吹きまわし?と、家族に怪しまれていますが、本屋さんでバターを使わないオーガニックなお菓子のレシピ本を見付けたのがきっかけです。材料も作り方もシンプルで、あっという間に出来上がるので、面倒くさがり屋の私にはぴったりです。


そんなことをしながら、絵の作業場と台所を行ったり来たりしていると、二つの場所はとても対照的なのに、そこで私がやっている作業と言ったら、粉を量ったり、混ぜたり、お湯で温めたり…材料は違うけど、ほとんど同じことばかりでした。


私のお菓子作りは失敗がほとんどですが、焦げても食べられるし、焼いている時間は家の中が砂糖と小麦の焼けるいい匂いがするし、とても楽しい。


絵にはレシピは無いし、絵の具や溶剤の匂いは良い香りとはいえないけれど、作業している間の集中力や緊張感、いっとき感じる楽しい瞬間というのは、基本的にはお菓子作りや料理とかと同じ場所から発信されているような気がしました。


あぁ…良い匂いのする絵が描けたらな〜。


↑これはパネルに塗る下地材。湯せんで温めて溶かします。

 この白を茶色にしたら完全にチョコレートだなぁ…(でも、私はポリシーとして手作りチョコは作りません!)